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2004/05/04

病に克つ! うつ病1

 「体がだるい」「気分が落ち込む」「やる気が出ない」といったことは誰にもある。通常、数日で元に戻るが、そんな状態が何週間も続くようだと、うつ病が疑われる。食欲不振、不眠、便秘、性欲低下、自殺願望などが伴えば、なおさらだ。
 うつ病の有病率は診断法によって違うが、5%前後とされる。20人に1人の割合なら、風邪並みに一般的な病気だ。だから「うつ病は心の風邪」ともいわれる。風邪は放っておいても治ることがあるが、肺炎などを併発して重体になることもある。うつ病もそれと同じで、軽ければ自然に治ることもあるが、悪化すると自殺することがある。うつ病患者の5~10%は自殺に至り、自殺者の80%は、うつ病だったという報告もある。
 しかし、肺炎が抗生物質で容易に治るように、うつ病も抗うつ剤を服用し、十分に休養すれば回復する。この10年ほどで抗うつ剤の開発はめざましく、効き目が高く、副作用が少ないSSRI(商品名ルボックス、パキシルなど)、SNRI(商品名トレドミン)が登場している。米国では、気分が落ち込んだ人が、これらの抗うつ剤を「やる気が出る薬」として愛用しているほどだ。
 日本では精神科や心療内科を受珍することに抵抗感があり、うつ病を放置して重症化するケースが少なくない。気分が落ち込み、やる気が出ない。その一方で焦りがつのり、死んだほうが楽になるかも…などと考えるようになったら、思い切って精神科や心療内科を訪ねるといい。

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