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2004/05/05

病に克つ! うつ病2

 うつ病は、患者の5~10%が自殺する深刻な病気だ。この病気の理解は、だいぶ広がったが、まだ無理解な人も少なくない。
 治療を受けて職場に復帰したら快気祝いと称して飲み会に参加を強要され悪化した、医師の勧めで会社を休職したら家族に「いつまでも甘えないで」と言われた、休養のために帰省すると親から「怠け者は出て行け」と言われたなど、周囲の無理解から病気が深刻化するケースもある。
 うつ病になる人は、もともとまじめで責任感が強く、自分を責める傾向が強い。家族や同僚が励まそうとして「元気を出せ」「もっと頑張れ」などと声をかけると、本人は期待に応えられない自分を責め、うつ病が悪化しかねないのだ。うつ病の人に対して、周囲は決して励ましの言葉をかけず、静かに温かく見守り、本人の話に耳を傾けてあげるといい。
 自殺を拭みたり、自傷行為を繰り返す場合はもちろん、重症でなくても周囲の無理解で休養できないときは入院治療が必要になる。治療は抗うつ剤などの薬物療法と、精神科医や臨床心理士による心理療法(セラピー)が中心になる。通院でも可能だが、入院することで仕事や対人関係を遮断し、治療と休養に専念するのだ。
 うつ病は無理に項張り過ぎた結果といえる。いわば背伸びをやめて、楽な姿勢に切り替えないと回復しない。だから、元に戻ることに固執せず、生まれ変わるつもりで、身の丈にあった生き方を模索するといい。

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