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2004/06/07

脳細胞の大敵

 MRIで撮影した脳の画像を見ると、脳梗塞(のうこうそく)などで細胞がまとまって死んでしまった箇所はくっきりした穴になっているからすぐわかるが、ぼんやりとしみのようになったところは将来、穴になる危険がある「疎(まば)ら」になった部分。
 年を重ねるほど個人差が大きくなるのが脳の現実。どう生きたかが刻印されるとも言える。ストレスをためた上に、喫煙や過度の飲酒もという方はしみが多い傾向あり。
 脳の細胞がだんだん減っていくのは止められない。放っておけば「疎ら」な状態が生じても不思議はない。そこで、期待したいのが残された細胞たちの頑張りだ。せっせとシナプスを作り、回路を増強し続ければ「疎ら」を防ぐことも無理ではない。
 無理やり暗記させてビシビシ脳を鍛える?
 いいえ、ストレスを与えたんじゃ逆効果。脳が喜ぶことをさせてやればいい。趣味がガーデニングなら花の名前を覚える。歴史好きの方にとっては人名を頭に入れるのは苦にならないはずだ。
 興味のないことを一人で義務的に覚えるなんてやめた方がいい。心配なのは、毎日同じ日常の繰り返しで、受け身の生活。前頭連合野を見殺しにしているようなもの。新しいことに取り組めば海馬の細胞はイキイキする。回路形成を応援する物質が、脳の中で作られるそうだ。感動が伴えばなおOK。感情の源、扁桃体から海馬に刺激が伝わるからだ。
 目で読むだけでなく、手や耳を使って記憶を多角的に。なるべく他の知識と関連付けて覚える工夫も効く。思い出すときに、隣の回路もついでに活性化されるからだ。

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