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2004/10/11

乳がん4

 女性の乳房は、乳頭(乳首)を木の幹とすれば、その下に木の根のように乳腺が張っている。乳腺は乳汁を作る小葉とそれを乳頭に運ぶ乳管からなっているが、日本人の乳がんは乳管に発生するものが多い。それが増殖すると、やがて乳管を破って外に出て、血液やリンパ液の流れに乗って全身に散っていく。
 乳がんの治療は、乳がんがどこまで進行したかによって違う。
①乳がんが一部の乳腺内にとどまっているときは乳房の一部を切除する乳房温存手術
②乳がんが乳腺内に広がっていたり、乳腺内にシコリが複数あるときは乳房を全部摘出する単純乳房切除術
③乳腺が破れてがん細胞がリンパ節に転移しているときは乳房とワキの下のリンパ節を切除する胸筋温存乳房切除術
④乳がんが胸の筋肉に達している時は胸筋合併乳房切除術(ハルステッド法)
という具合だ。
 かつてはハルステッド法が中心だったが、今は胸筋温存乳房切除術が一般的な手術法になっている。乳房を残す手術を望む患者は多いが、がん細胞が広がっていれば乳房やリンパ節を切除せざるを得ないのが実情だ。
 これ以上進行して他の臓器に転移している場合は手術ができず、薬物療法(ホルモン剤や抗がん剤)と放射線療法で進行を抑えることになる。薬物療法と放射線療法は、手術前に病巣を小さくして切除範囲を最小限にとどめたり、手術後の再発を予防するために行うことがある。

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