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2005/01/17

病に克つ 肺炎1

 新聞の訃報(ふほう)記事をみると、肺炎で亡くなる人が意外に多い。肺炎の年間死亡者は約9万5千人。増加傾向にあり、がん、脳血管疾患(脳出血、脳こうそくなど)、心疾患(心筋こうそくなど)に次ぐ第4位を占めている。
 肺炎は、その名の通り、肺に起こった炎症だが、原因はさまざま。大きく分けて、細菌やウィルスなどによる感染性の肺炎と、薬剤やアレルギーなどによる非感染性の肺炎があるが、多いのは肺に取り込んだ空気に含まれている細菌やウィルスなどの病原体が原因の感染性の肺炎だ。
 健康なら、鼻から肺まで何種類もの防御システムが働いているので、病原体が肺に達するのは容易でない。たとえば、セキが異物を体外に吐き出し、気道の粘膜は異物を吸着し、気管支の繊毛は吸着した異物を口まで運び出す。さらに免疫の働きもある。ところが、風邪やインフルエンザにかかると気道や気管支に炎症が起こり、防御システムが低下して肺炎を起こしやすくなる。これとは別に、だ液や食事(口中の雑菌も)が誤って気管支から肺に入ることで起こる嚥下(えんげ)性肺炎もある。
 肺炎での死亡者が増えているのは、かつて肺炎の特効薬とされた抗生物質が効かない耐性菌による肺炎が増えていることに加えて、免疫が低下して肺炎になりやすい高齢者が増加していることもある。肺炎は風邪と違い、自然に治ることは少ない。風邪と違うと感じたら、すみやかに病医院で診療を。

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