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2005/02/03

病に克つ 花粉症3

 花粉症とは縁がなかった人も、ある年突然発症すると、それからは毎年症状に悩まされる。花粉症の発症は、バケツからあふれる水にたとえられる。バケツの容量に余裕があるうちは無症状だが、花粉の刺激が蓄積すると、水があふれるように発症するのだ。誰でも花粉症の予備軍といえる。
 花粉症の患者がどのくらいいるのか、全国的な調査はないが、各地で行われている。たとえば東京都は1983年から96年にかけて実態調査を行い、有病率を推定している。それによると、83年に6.9%だった有病率は毎年増え続け、96年には19.4%となり、13年間で3倍近くも上昇した。
 1995年には、千葉県で年齢別の発症率と感作率を調べている。感作率とは、花粉に対して抗体を持っている人の割合だ。結果は、20~40歳の発症率は約60%(感作率は約70%)と高かったが、年齢が上がるにつれて発症率は減少し、41~50歳が約40%、51~60歳および61~70歳が約20%、71歳以上が約10%(いずれも感作率は発症率と同程度)だった。
 別の調査では、花粉症は50歳以上で自然寛解(自然に治ること)する例が少数あるが、若年者や重症例ではほとんどなかった。
 これら各地の調査結果から、地域や年齢によって差はあるが、花粉症の有病率は少なくとも20%と推定される。日本の人口1億2774万人に有病率をかけると2555万人いることになる。今年は花粉の大量飛散が予測され、患者数はさらに増えると思われる。

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