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2005/02/22

病に克つ! PET検診2

 直系5㍉前後の小さながんも発見できるPET(ペット=陽電子放射断層撮影)。がんだけでなく、脳や心臓の病変を診断したり、手術の適否を判断することもできる。最先端の検査機器が医療を大きく進歩させているのだ。
 PETの仕組みは、人体が必要としているブドウ糖や酸素、水などに放射線物質を付けて体内に送り込み、その移動や分布の様子に異常がないか調べるというもの。がん細胞は正常な細胞に比べてブドウ糖の消費が盛んなので、ブドウ糖が多く集まれば、がんと診断できる。
 脳の場合、神経細胞の活動が盛んな部分はブドウ糖や酸素を大量に消費し、活動が衰えた部分は消費量が少ない。そのため、MRI(磁気共鳴影像法)検査で異常がなくても、PET検査で記憶力や理解力に関係する脳の部位のブドウ糖の取り込みが悪ければ、アルツハイマーと診断できる。あるいは、脳梗塞(こうそく)を起こしても、PET検査で神経細胞が酸素を消費していれば、その部分は生きていることが分かり、血管を広げる手術を施すことになる。
 心臓の場合は、血液の流れとエネルギー消費を調べる。PET検査で、血流が低下しているのに、エネルギー消費が高ければ、心筋梗塞の発作を起こす可能性があり、すぐに血流の流れを回復する手術が必要だ。もし、血流もエネルギー消費も低ければ、それは心筋梗塞の痕跡であって、不安定な状態の心筋ではない。その場合、手術せずに経過を観察することになる。

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