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2005/03/25

病に克つ! 老眼3

 老眼の手術が米国で試験的に行われている。研究が進めば、やがて日本でも普及するかもしれない。
 老眼が起こるメカニズムははっきり分かっていないが、レンズの働きをする水晶体は年齢を重ねると大きくなり、周りの毛様体(筋肉)との距離が短くなって、水晶体の伸び縮みが悪くなるのが老眼の仕組みという説がある。
 もう少し詳しくいうと、レンズ状の水晶体とその周りを囲む毛様体は、チン小帯と呼ばれる線維でつながっている。毛様体が縮むと水晶体が周囲から押されて厚くなり、近くに焦点が合う。毛様体の緊張がとれて広がると、チン小帯に引っ張られて水晶体が薄くなり、遠くに焦点が合う。
 ところが、中高年になって水晶体が大きくなると、水晶体と毛様体をつなぐチン小帯がゆるみ、毛様体が伸び縮みしても、水晶体の調節が不十分になるのだという。
 それなら、毛様体と水晶体の間隔を広げれば調節力が回復するというわけで、毛様体とつながっている強膜(眼球を包んでいる膜)にバンドをはめる(強膜バンド)、強膜に小さな樹脂の棒を埋めて引っ張る(強膜インプラント)、強膜を切開する(強膜拡大法)など、いくつかの方法が試みられている。
 米国での結果は、視力が2段階から4段階上がり、裸眼で新聞が読めるようになったが、手術後にまた戻る人が多いため、それが改善されないと普及は難しい。すでに近視の手術は普及しているが、老眼の手術も今後の発展が期待される。

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