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2005/03/18

病に克つ! やけど3

 やけどが深くて、いつまでも傷口が閉じない場合は、皮膚移植(植皮)が必要になる。使うのは自分の皮膚。親や兄弟の皮膚を使うこともあるが、生着しにくいので、広範なやけどで自分の皮膚だけで足りないときに限られる。尻や足の付け根など、ふだん人目につかないところの皮膚を使うことが多い。
 同じ皮膚でも、場所によって色や厚さが違うので、患部になるべく近いところの皮膚を使うこともある。顔のやけどなら、耳の後ろや首の付け根のように衣類や髪形で隠しやすいところだ。やけどの部位や範囲にもよるが、2~3週間の入院が必要になる。
 技術が進んで、通常の植皮で失敗することはほとんどないが、別の場所の皮膚を使うのだから継ぎ目が残る。皮膚を採取した部分にも傷跡が残る。そのため現状では、植皮はほかに治療法がなく、やむを得ず選択する治療法とされる。
 この問題をクリアするのが培養皮膚だ。これは患者本人の皮膚をごくわずか採取し、体外で促成培養してつくる。患部にできるだけ近い場所の皮膚を培養して使えば、周囲となじみやすく、皮膚を採取した傷跡を最小限にとどめることもできる。
 ただ、皮膚は表皮と真皮の2層構造になっているが、培養できるのは表皮だけなので、真皮の主な成分であるコラーゲンを牛などから抽出して合成した人工真皮を合わせて使う。今は比較的浅いやけど(Ⅱ度)までだが、深いやけど(Ⅲ度)にも使えるようになることが期待される。

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