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2005/04/06

病に克つ! 糖尿病1

 糖尿病患者が増加の一途をたどっている。1997年に厚生省(当時)が実態調査をもとに推計したときは、患者が690万人、予備軍(糖尿病と健康の境界域)が680万人(計1370万人)だった。が、2002年の厚生労働省の推計では、患者数が740万人、予備軍が880万人(計1620万人)に。5年間で2割近く増加し、成人の6人に1人が糖尿病患者または予備軍というわけだ。
 糖尿病で起きる合併症は失明、人工透析、足の切断、脳卒中、心筋梗塞(こうそく)など深刻だ。それが知られているのに、年々増加するのはなぜか。その理由として、日本人が糖尿病になりやすい体質だからという説がある。
 糖尿病は、血液中のブドウ糖を細胞に取り込んでエネルギーとして利用するのを助けるインスリン(ホルモンの一種)の作用が低下するのが原因だ。インスリンは膵臓(すいぞう)から分泌されるが、量が日本人は欧米人の半分しかないという。欧米人は肉食の長い歴史の中でインスリンを多く分泌する体質を獲得したが、日本人は飢餓の時代が長く、食べたものをエネルギーとして消費せず、脂肪として蓄積する体質になったからだ。食料が乏しい時代はそれが有利だったが、高脂肪、運動不足の現代では肥満になりやすい。そのため、欧米人は少々太っても糖尿病になりにくいが、インスリンの分泌量が少ない日本人は、小太りになると糖尿病になりやすいという。「まだ肥満じゃないから」と油断せず、適正体重を心がける必要がある。

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