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2005/04/21

病に克つ! パニック障害2

 突然、動悸(どうき)が激しくなり、息苦しくなって、めまいや冷や汗、手足にふるえがきて、心臓発作か呼吸困難で死ぬほどの恐怖に襲われるパニック障害。発作は30分ほどでおさまり、命に別状はないが、発作が不安で電車やバスに乗れなくなったりする。
 パニック障害の原因は、はっきり解明されてされていないが、最近、脳内神経伝達物質が関係していることがわかってきた。人の脳には、脳内で情報交換したり、脳からの命令を身体に伝えるための神経伝達物質があるが、パニック障害では、この神経伝達物質の中の「セロトニン」と「ノルアドレナリン」のバランスが乱れることにより発症すると考えられている。だから内科などで心臓や呼吸器の検査をしても異常が見つからないのだ。
 パニック障害の治療は、まず、パニック発作を起こさないようにすることで、セロトニンなどをコントロールする薬が効果を上げる。以前は、三環系抗うつ薬やベンゾジアゼピン系抗不安薬が使われたが、副作用(のどの渇き、めまい、便秘など)が少なくなかった。今は副作用の少ないSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)が使われ、およそ8割の人はパニック発作が消えるという。
 しかし、これだけでは治ったといえない。次の段階で、薬を減らしながら行動療法など心理療法を行ない、薬なしでパニック障害を起こさないようにする。パニック障害の治療は、精神科、心療内科で。

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