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2005/06/20

慢性気管支炎1

 朝、洗面のときや朝食の後に何回か、タンが出る。普段はセキが出ないが、たばこを吸ったり、冷たい空気を吸うと激しくせき込む。そんな症状に心当たりがある人は、慢性気管支炎が疑われる。
 風邪から起こる急性気管支炎の主な症状はセキだが、慢性気管支炎はタンが続くのが特徴だ。初期のうちはとろりとした白色だが、進行すると濃厚なゼラチン状になったり、黄緑色の塊が出たりする。鼻や口から吸い込んだ空気は、気管から枝分かれした気管支を通って肺に届く。その気管支の壁は、細かい線毛が生え、粘液におおわれている。吸い込んだ空気に含まれている異物(チリや細菌など)は、その粘膜に付着し、線毛の動きに乗ってノドのほうへ押し戻され、自然にタンとして排出される。
 ところが、慢性気管支炎になると、気管支の壁に炎症が起き、粘液が過剰に分泌されてタンが増えるが、線毛運動が低下しているので、タンが気管支や器官にたまりやすい。そうなると、セキが出やすくなり、タンを吐くために「カーッ、ペッ」とやることが多くなる。感染を起こしていると、タンが濃厚になったり、黄緑色になる。
 慢性気管支炎と診断する目安は、セキやタン(特にタン)が2年以上続き、主に冬季に3か月以上タンが切れない状態になっていること。慢性気管支炎は10年、20年と続き、進行すると肺気腫(はいきしゅ)、肺炎、心不全などを起こすこともある。初期の治療が大切だ。

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