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2005/06/03

薬物依存症3

 誰でも最初から薬物依存症になるつもりで覚せい剤や麻薬、シンナーを始めるわけではない。好奇心や成り行きで手を出したときは、いつでもやめられると思っていたはずだ。しかし、こうした薬物は身体的・精神的な依存性が強く、自分の意志で中断することが困難で、やめたくてもやめられなくなる。やめるには、専門家による治療や自助グループなどの助けが欠かせない。公的な相談機関として保健所や精神保健福祉センターがあり、本人や家族が相談に行けば、最寄の治療施設や自助グループを紹介してくれる。薬物の使用をやめていれば、腕に注射跡などがあっても、まず検挙されることはない。
 しかし、家族や恋人が薬物を使っていることが分かり、やめるよう説得したり、治療を受けるよう勧めても、応じないことがある。そのときは、心を鬼にして警察に通報するしかない。薬物の連用が続けば、いずれ心身の健康を損ない、人生が破綻する。本人のために、逮捕してもらって薬物を断ち切るのだ。本人は裏切られたと思うかもしれないが、いずれ真意を分かってくれる。
 もちろん、それで問題が解決するわけではない。覚せい剤の場合、再犯率は50%を超えており、出所後に再び手を染めることが少なくない。執行猶予や刑期終了で出てきたら、今度こそ治療のために治療施設に通院したり、自助グループに参加してもらうのだ。長い間、断薬したあとなので、周囲の勧めに素直に応じるに違いない。

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