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2005/06/08

病に克つ! 虫垂炎1

 かつて「盲腸」と呼ばれていた虫垂炎。虫垂は、小腸と大腸の境目にある盲腸から伸びた細い管(太さ5㍉、長さ5~8㌢程度)で、この虫垂が何らかの原因で炎症を起こして化膿したのが虫垂炎だ。日本人の15人に1人が生涯に1度はかかる。
 典型的な症状は、みぞおち周辺の広い範囲に軽い痛みを感じ、半日ほどで痛みが下腹部の右側に集中する。そのうち痛みが増して、歩くだけで響くような痛みを感じ、吐き気や嘔吐、39度を超える高熱なども表れる。
 軽い虫垂の場合には、抗生物質で治療することができる。これを「薬で散らす」という。ある程度進んだ虫垂炎は、外科的に虫垂を切除する必要がある。薬で治せるか、手術が必要かどうかは、痛みの程度、血液検査、腹部エコーまたはCT検査などで判断する。かなり進行して虫垂に穴があくと腹膜炎を併発するので、診断がついたら緊急手術することが多い。
 しかし、実際はおなかの中を見ないと、本当に虫垂炎か診断がつかないことが少なくない。各種検査を行なっても、手術前に正しく診断できる確率は8割程度といわれる。残り2割は、虫垂炎のつもりで手術したら別の病気(大腸憩室炎など)というケースがある。
 虫垂の手術は、右の下腹部を斜めに5~10㌢切る開腹手術が一般的だったが、最近は腹部に3,4か所、1㌢程度の穴をあけて行なう腹腔鏡による手術が増え、回復が早く入院期間も短くなっている。

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