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2005/06/09

病に克つ! 虫垂炎2

 大人や子どもを問わず、腹痛を起こす病気の中で一番多いのが虫垂炎だ。子どもの場合、虫垂が短くて内壁が薄いため破れやすく、発症して48時間以上経過すると約90%の虫垂に穴があく。虫垂に穴があくと、腹膜炎を併発して危険な状態になる。しかも、子どもは痛み始めた時期や場所、痛みの程度などをうまく説明できないため、医師も診断に迷うことが多い。
 子どもの虫垂炎は、一般的に2歳ごろからみられ、5歳以上に多い。症状は通常、みぞおちのあたりが痛み始めて半日ほど続く。やがて右下腹部に痛みが集中するようになり、吐き気や嘔吐を伴う。しかし、子どもの虫垂炎は、痛み始める場所はいろいろで、おなかの左側だったり、真ん中だったりする。おなかの右下が痛くなると、歩くことができず、体の右側を上にして背中を丸めて寝ていることが多い。虫垂炎の診断法の一つに「マックバニー点」の圧痛がある。ヘソと右の骨盤の出っ張りを結んだ線の外側から3分の1のところ(ここに虫垂がある)を押してみて非常に痛がれば虫垂炎の疑いが強い。おなかに触れられただけで腹筋がケイレンするようなら、腹膜炎に進んでいる可能性が強いので、急いで病院へ連れて行くこと。
 そうした訴えがない場合は、ヘソの周りを軽くさするようにマッサージしてみる。それで痛みが始まるようなら、心因的な腹痛と考えられる。痛いという訴えを聞いてもらえるという安心感が一番の薬なので、やさしく接することが大切だ。

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