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2005/07/28

熱中症2

 熱中症による死亡事例を厚生労働省が公表しているので紹介する。2004年7月、40歳代の男性が、午前8時30分ごろから屋外の製品置き場で製品の検査業務に従事していた。午後4時になって体調不良を訴え、休憩室で休んでいたが、午後5時25分ごろ、椅子に座ったまま足で壁を蹴るなどの異常な行動をとるようになったため救急車で病院に搬送されたが、翌日に死亡した。当日の最高気温は34度、湿度は54%だった。
 人は暑いと皮膚の血液量を増やしたり、汗を出したりして体温を調節する。しかし、気温や湿度が上昇すると放熱しにくくなって体温が上昇し、発汗による脱水も加わり、体温の調節機能がコントロールを失い、体温がぐんぐん上昇する(直腸温度が40度になることも)。すると発汗が止まり、意識障害を起こし、肝臓や腎臓が障害を受ける。こうなると命が危険で、致死率は30%に上る。
 そこに至るまでに次のような症状が出ることが多い。発汗に伴なうふくらはぎなどがケイレンを起こす「熱ケイレン」。脳への血流が不足したことによる「熱失神」。水分の欠乏と全身を循環する血液量の減少により、脱力感や頭痛、吐き気などを起こす「熱疲労」。こうした症状があれば、水分と塩分を補給する(スポーツドリンクが両方含んでいて吸収が早い)、急いで身体を冷やす(涼しい場所に避難する、衣服を脱いで水をかけるなど)。ただならぬ様子なら救急車を呼び、救急車が到着するまで前記の手当てを続ける必要がある。

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