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2005/07/29

熱中症3

 環境省が「クールビズ」を提唱している。夏のノーネクタイ・ノー上着ファッションのことだ。温室効果ガス削減のために、オフィスのエアコンの温度設定を28度(通常25~26度)に上げても快適に過ごすためで、ネクタイと上着を脱げば、体感温度は2度下がるという。
 国会や官庁で実践する人も多いが、民間企業は普及度が低い。熱中症が怖いのはオフィスではなく炎天下の屋外だ。その屋外をダークスーツにネクタイを締め、汗をかきながら歩く営業マンが少なくない。「クールビズ」なら少しは涼しくなるのに、ノーネクタイ・ノー上着は先方に失礼だから脱げないのだという。サラリーマンのネクタイと背広は、昔の武士のチョンマゲと刀のようなもので、容易に捨てられないようだ。
 いつから、そんなルールが定着したのだろう。1960年代の黒澤明監督の映画を見ると、会社員は夏になると半袖の開襟シャツにパナマ帽をかぶり、扇子を持ち歩いていた。やはりオフィスに冷房が普及した結果、夏でもネクタイに背広が当たり前になったのだろう。一日中オフィスにいるならそれでもいいが、大変なのは熱中症の危険にさらされる営業マンだ。
 日本の夏は年々暑くなっている。熱中症で倒れたくなかったら、営業マンも思い切ってノーネクタイ・ノー上着にするといい。シャツの襟元を広く開け、すそをズボンから出して着ると上半身の熱が逃げる。アロハシャツやかりゆしウエア(沖縄版アロハシャツ)が理想的だ。

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