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2005/07/06

病に克つ! 水虫3

 水虫薬を根気よく塗っているのに治らない場合、水虫以外の皮膚病かもしれない。水虫で皮膚科を訪れた人の3分の1は別の皮膚病だったという報告もある。
 たとえば、湿疹(しっしん)に水虫薬を塗っても治らないだけでなく、かえって症状が悪化することがある。湿疹、皮膚炎、かぶれなどなら、皮膚を清潔にして抗炎症剤を使う。重症ならステロイド軟膏(なんこう)を使うこともある。
 足の裏や手のひらの皮がむけて痛がゆくなる掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)も水虫と間違えやすい。この病気はステロイド軟膏を使って治療するが、難治性で皮膚科特定疾患に指定され、軽快と悪化を繰り返して症状が落ち着くまで数年かかることも少なくない。もちろん、水虫薬を塗り続けても治るわけがない。
 皮膚科では、水虫の診断は皮膚の一部を取って顕微鏡で見る。水虫をもたらす白癬菌はカビの一種で、細菌にくらべて大きく、簡単に顕微鏡で確認できる。
 たとえ、水虫であっても、放っておくと合併症を起こすことがある。水虫をかきむしり、かき傷から細菌感染を引き起こして足の付け根のリンパ腺が腫れて歩けなくことがある。糖尿病の人が水虫がもとで壊疽(えそ)になり、足を切断したケースもある。水虫そのものは怖い病気ではないが、他の皮膚病だったり、合併症を起こすこともあるので、水虫で長年悩んでいる人は、皮膚科専門医の診察を受けるといい。

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