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2005/10/17

病に克つ! 自殺1

 昨年(2004年)1年間の自殺者は3万2325人。過去最高だった一昨年より6%減ったが、7年連続で3万人を超えた。自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)は25前後。国際比較ではロシアや東欧諸国が上位を占めるが、先進国ではダントツだ(米国は約10、英国は約8)。
 自殺の原因はさまざまだが、調査すると自殺者の8割はうつ病が認められたという報告がある。残された家族には「その程度の悩みで、なぜ自殺したか理解できない」というケースが多いが、うつ病が嵩じると自殺願望から逃れられないことが少なくないのだ。
 うつ病の症状は「気分が落ち込む」「やる気が出ない」「なかなか寝付けない(短時間しか眠れない)」といった状態が続き、そのうち「何をやってもうまくいかない」「私はもうダメだ」と悲観的になる。放っておけば悪化することが多く、自殺につながりかねない。
 しかし、うつ病は治療すれば治る病気だ。最近は、第3世代の抗うつ剤(SSRI,SNRI)が使われ始め、効果をあげている。職場や家庭内の重圧からうつ病を発症していたり、自殺の恐れがある場合は、入院治療が効果的だ。
 うつ病患者は「責任感が強い」「仕事に手抜きができない」というタイプが多く、自分から受診することはまずない。いつものような元気が消え失せ、憔悴(しょうすい)した状態が2週間以上続くようなら、家族や職場の上司や同僚が付き添って、精神科や心療内科を受診させるといい。

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