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2005/10/25

病に克つ! 飛蚊症2

 目の前に虫や糸くずのようなものが浮かんで見える飛蚊症(ひぶんしょう)。その多くは心配ないが、眼球の中を満たしているゼリー状の硝子体(しょうしたい)が収縮して起こる硝子体剥離(はくり)によるものは要注意だ。網膜とくっついていた硝子体がはがれ、硝子体のはがれた部分が混濁して、それが網膜に映り、丸い輪や黒い点として見えるのだ。
 硝子体が網膜からはがれるとき、きれいにはがれればいいのだが、網膜が引っ張られて裂けると網膜裂孔(れっこう)になる。網膜は視神経細胞なので、網膜が裂けるときにチカチカした光を感じる。これを光視症(こうししょう)といい、飛蚊症に光視症が加わったら、網膜裂孔が起こったと考えられる。
 こうした経緯で発症した網膜裂孔のうち、約3割は網膜剥離へ進行する。網膜の裂けたところを中心に下の層からはがれて浮き上がる状態だ。はがれた網膜の部位に相当する視野が欠け、カーテンがかかったように見えなくなってくる。網膜の中心にある黄斑部(おうはんぶ)に剥離が及ぶと、急激に視力が落ちてくる。
 硝子体に引っ張られた網膜が裂けるときに、網膜の血管も一緒に切れて出血することがある。これを硝子体出血といい、出血が少量なら気にならないが、出血が大量だと光がさえぎられ、視力が極端に低下する。この硝子体出血は高い確立で網膜剥離を起こすので、眼科で受診を。

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