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2005/10/12

病に克つ! がんの痛み3

 がんの痛みを緩和するモルヒネ。麻薬なので薬物依存を心配する人が多いが、医師の処方量を守っていれば心配ない。使い始めは少量(1回5~10㍉㌘)を4時間ごとに投与する。経口投与(飲み薬)が原則だが、それが難しければ座薬や注射にする。痛みが消えないときは、徐々に量を増やしていく。
 主な副作用に便秘と吐き気がある。便秘はほぼすべてにみられ、使用している限り続く。そのため下剤(センナ薬など)とセットで処方されることが多い。吐き気は約3割に表れ、モルヒネを服用してすぐ吐いてしまうと吸収されないので、吐き気を抑える制吐(せいと)剤が使われる。そのほかの副作用として、眠気や錯乱、幻覚などが起こることもある。この場合はモルヒネの投与量を減らして、他の鎮痛剤を併用することが多い。
 なお、モルヒネを急に中止すると、頻脈、発汗、不眠、おう吐などの退薬症状が起こることがある。早ければ投与中止5~6時間で表れ、最初の3日間がもっとも強い。身体症状は1週間程度で消えるが、うつ気分や無気力といった精神状態が数か月続くことがある。こうした退薬症状を避けるために、投与量を少しずつ減らしていく。通常、2~3日ごとに投与量を50%ずつ減量して(投与間隔は変えない)、1日に40㍉㌘程度まで減量したら、投与回数を半減して最終的に中止する。投与量が1日100㍉㌘以下なら1週間、100~300㍉㌘なら2週間の期間をかけて中止までもっていく。

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