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2005/12/28

病に克つ! 救命法3

 スポーツ中に突然倒れて亡くなる。その原因の多くは不整脈の一種、心室細動(しんしつさいどう)だ。高校生くらいまでの子は、胸にボールが強打して心臓震盪(しんとう)を起こすことがあるが、これも心室細動だ。心室細動は、スポーツ中だけでなく、家庭内や職場、通勤途中でも起こる。
 心臓が1分間に400~600回も小刻みにケイレンし、血液を送り出せなくなり、そのままでは死につながる。治療は、一刻も早く「除細動器」で電気ショックを与えて心室細動を取り除き、本来の心臓のリズムを回復することだ。
 従来の「除細動器」は医師か救急救命士(救急隊員)しか使えないが、昨年7月から「自動体外式除細動器(AED)」が素人も使用できるようになった。本体につながる2つの電極(粘着式のパッド)を左胸下と右胸上に貼り付けると、自動的の心臓の動きを解析する。
 電気ショックが必要と判定されると、「ボタンを押してください」と音声で指示があるので、ボタンを押す。取り付けてから電気ショックをかけるまで約1分間。効かなかった場合は、エネルギーを上げて3回まで行われる。それでも回復しない場合は、前々回紹介した心肺蘇生(そせい)法を行い、救急車の到着を待つ。
 競技場、公民館、学校、デパート、ホテルなどでAEDの設置が進み、使用法を教える講習会も開かれている。欧米などの先進地域では、AEDの収納箱が消火器なみに街中に並ぶ。日本も近い将来、そうなるかもしれない。

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