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2006/01/10

病に克つ! じんましん2

 じんましん(蕁麻疹)の原因を特定できないことも多いが、メカニズムは分かっている。何らかの刺激によって、人の体内で免疫反応にかかわるマスト細胞(卵形で太って見えるため「肥満細胞」とも呼ばれ、皮下組織に多い)に蓄えられていたヒスタミンが放出される。ヒスタミンは、血管に作用すると水分が血管の外に漏れ出して皮膚がふくれ、神経に作用すると、かゆみを引き起こす。そのため、蚊に刺されたように赤く腫れて、強いかゆみを感じるようになるのだ。
 マスト細胞を刺激する原因を除去すれば症状はおさまる。しかし、寒冷じんましん(皮膚より冷たいものに触れると起こる)のように避けるのが難しかったり、原因が不明で繰り返し発症する場合は、薬で治療する。薬は、ヒスタミンの作用を抑える抗ヒスタミン薬や、ヒスタミンをマスト細胞から放出させない抗アレルギー薬を用いる。症状が激しいときは一時的に副腎皮質ホルモンを使うことがある。
 薬の効果は個人差が大きく、Aさんに効いた薬が、Bさんにはまったく効かないこともある。医師は様子をみながら試して、効果がある薬がみつかったら、その薬をしばらく続ける。自己判断で薬をやめると再発を繰り返すことがある。薬物療法の目的はマスト細胞を安定させることなので、症状の有無にかかわらず定期的に服用する。薬を服用しながら症状が2週間出なかったら、徐々に薬の量や飲む回数を減らしていけば、最後は薬をやめることができる。

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