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2009/12/01

睡眠薬1

 睡眠不足が高血圧や糖尿病など生活習慣病を悪化させることが最近わかってきた。
 こんな実験がある。健康な若い男性11人に4時間睡眠を1週間続けてもらい、朝食後の血糖値を測ったところ、十分な睡眠時間をとっていたときに比べて血糖値が平均20%も高くなった。その後、12時間睡眠を1週間続けてもらうと、朝食後の血糖値は正常に戻った。つまり、睡眠不足は血糖値を上昇させるが、十分な睡眠は血糖値を降下させるのだ。
 血圧についても、一晩の徹夜で最低血圧が10㎜Hg程度上昇することが報告されているし、高血圧患者の30%~50%に不眠症など睡眠障害が認められることが知られている。
 また、睡眠不足が続くと満腹を感じるレプチン(ホルモンの一種)が減少して、空腹を感じるグレリン(同)が増えてくるため、食欲が増して肥満になりやすいことがわかっている。
 不眠症に悩んでいる人が、こうした生活習慣病などで通院していたら、不眠症を訴えて睡眠薬を処方してもらうと良い。実際、高血圧や糖尿病で治療薬を投与しているのに血圧や血糖値のコントロールが難しい患者がいるが、そういう人に睡眠薬を投与すると治療効果が出ることが多い。
 睡眠薬と聞くと抵抗感を持つ人は少なくないが、現在一般的に処方されている睡眠薬は依存性も耐性も生じにくい。

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