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2009/12/23

子宮頸がん予防ワクチン

 20代、30代の患者が増えている子宮頸がん。その発症につながるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンが承認された。2009年12月22日から発売され、接種できるようになる。

 子宮頸がんは、子宮の入口にあたる子宮頸部の癌だ。日本では、毎年1万人以上が発症し、3500人が死亡するとされる。若い世代に多いのが特徴だ。
 HPVは性交渉で感染する。性交渉経験のある女性の8割が、一度は感染するありふれたウイルスだ。約100種の型があり、そのうち約15種の型に発がん性がある。
 通常は感染しても免疫の力で自然に排除される。だが一部で感染が続くと、細胞に異常が出る「異形成」というがんの一歩手前の状態になり、さらに進むとがんになる。
 発がん性のHPVに感染しても、がんまで進むのはごく一部だが、そうなるかならないかは予測できず、女性は誰もが予防する必要がある。

 今回承認されたワクチン「サーバリックス(グラクソ・スミスクライン社)」は、発がん性のHPVのうち、二つの型(16型,18型)の感染を予防する。子宮がんの6~7割は、この二つの型が原因と見られるため、がんを減らせると期待されている。

 接種の対象は10歳以上の女性。小児科、産婦人科、内科などで計3回(初回,1カ月後,半年後)、腕に注射する。
 このワクチンは予防接種法による勧奨接種ではないので、費用は自己負担。施設によって料金は異なるが、3回で数万円程度の見通しだ。
 接種できる施設はメーカの専用サイトで検索できる。
 ワクチンの効果が最も高いのは性交渉を行う前の女子への接種で、11~14歳の女子への接種が望ましい。
 すでに性交渉の経験がある15~45歳の女性でも接種する価値はある。
 国内の臨床試験で主な副作用が出た割合は、注射した部位の痛み99%、赤み88%、はれ78%だった。ただし大半は軽度で一過性の症状だった。

 16型,18型を含む四つの型のHPV感染を予防するワクチン「ガーダシル(万有製薬)」も承認審査中だ。

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