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2011/08/31

蓄膿症2

 蓄膿症の治療は現在、薬物療法が主流だ。慢性化したケースでも、鼻たけ(ポリープ)がなければ薬物療法を行うことが多い。鼻たけは、鼻の中の粘膜がキノコ状に水ぶくれしたもので、鼻づまりを起こしたり嗅覚が鈍感になる。鼻たけがひどくなると、鼻の穴から顔を出したり、鼻が変形する。そんな鼻たけがあれば手術が必要になるが、鼻たけがなければ薬で治療する。
 薬物療法は、マクロライド系抗生剤(商品名はエリスロシン、クラリス、クラリシッドなど)の服用が中心になる。蓄膿症は、鼻の周りの空洞(副鼻腔)の内側をおおう粘膜が細菌によって炎症を起こして膿がたまっている状態なので、抗生剤で細菌をやっつけるのだ。通常量なら 2週間までしか連用できないが、通常の半分の量を長期間服用する「マクロライド少量長期投与療法」が一般的になりつつある。
 それと同時に、炎症を抑える薬(消炎酵素剤、鎮痛解熱剤など)、痰や鼻水を出しやすくする薬(気道粘膜修復薬、気道粘膜溶解薬、気道潤滑薬など)を服用する。
 薬を服用するのではなく、抗生剤やステロイド剤を含んだ薬液を霧状にして鼻などから吸い込み副鼻腔へ送り込むネブライザー療法もある。使用する薬の量が少なくて済み、全身への影響が少ないのが特徴だ。
 鼻たけができるほど放置すると手術が必要になるが、そうなる前に耳鼻咽喉科で診てもらえば、蓄膿症は薬物療法で治せる。

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