« 第15回 Win5 | トップページ | 第16回 Win5 »

2011/08/03

金縛り

 目が覚めたのに体が動かない「金縛り」を経験する人は少なくない。「ジーン」という耳鳴りから始まって、体が重くなる、人が上に乗っている、誰かが耳元でささやいている、体がフワリと浮かぶなど、人によって様々だ。数分で体を動かせるようになるが、そのまま再び寝入る人もいる。
 世界的に見られる現象で「生き霊の圧力」(ハンガリー)、「暗闇の襲撃者」(トルコ)、「死人の乗り移り」(メキシコ)など、恐怖心を込めた呼び名がつけられている。
 幽霊や心霊現象と関連づける人もいるが、医学的には睡眠時の全身の脱力と意識の覚醒が同時に起こる「睡眠マヒ」と呼ばれる状態だ。誰でも睡眠中は全身が脱力しているのだが、怖い夢を見るなどして急に目覚めたのに、脱力したままなので体を動かせない。
 金縛りは、疲れたときに起こりやすい。ハードな仕事が続いたり、旅行している最中などだ。過酷な運動をしているスポーツ選手の中には、毎日のように金縛りにかかる人もいるという。
 健康な人も金縛りにあうが「居眠り病」とも呼ばれるナルコレプシーに伴なってよく起こるので、昼間に強い眠気があれば、ナルコレプシーを疑う必要がある。
 金縛りは放っておいても問題ないが、頻繁だと眠りにつくのが怖くなる。治療は、うつ病の治療に使う抗うつ薬が有効だ。新しいタイプの抗うつ薬SSRI(選択的セロトニン再取込阻害薬)より、古いタイプの三環系抗うつ薬のほうが効くとされる。

|

« 第15回 Win5 | トップページ | 第16回 Win5 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11205/52387871

この記事へのトラックバック一覧です: 金縛り:

» うつ病 症状・チェック [うつ病治療法]
うつ病は、心が風邪を引いた状態です。 決して特別ではなく、心が弱ったときは誰でもかかる可能性があります。 うつ病は治療を受ければ治る病気なので、正しい知識をもつことが大切になります。 [続きを読む]

受信: 2011/08/10 17:31

« 第15回 Win5 | トップページ | 第16回 Win5 »